新幹線を利用する際に、荷物をどこに置けるのか、そしてその場所を予約できるかどうかは重要な情報ですね。
この記事では、新幹線内の荷物置き場の位置と予約可能性について説明します。
各新幹線ごとの荷物置き場情報
以下に、各新幹線の荷物置き場の情報をまとめました。
新幹線の種類 | 車両 | 荷物置き場がある位置 | 予約の必要性 |
---|---|---|---|
北海道新幹線 | H5系、E5系 | 全車両 | 不要 |
東北新幹線 | H5系、E2系、E3系、E5系、E6系 | 指定車両 | 不要 |
秋田新幹線、山形新幹線 | E6系、E8系、E3系 | 指定車両 | 不要 |
上越新幹線、北陸新幹線 | E7系、W7系 | 全車両 | 不要 |
東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線、西九州新幹線 | N700S、N700、N700A、700系、800系 | 指定席・グリーン車の最後部またはデッキ | 必要 |
具体的な路線の詳細
ここからは、それぞれの新幹線の荷物置き場について詳しく見ていきましょう。
北海道新幹線
H5系およびE5系のすべての車両に荷物置き場があり、予約は不要です。
東北新幹線
以下の車両に荷物置き場があります。これらの車両での予約は不要です。
新幹線の種類 | 荷物置き場のある車両 |
---|---|
H5系(はやぶさ・はやて) | 1〜12号車 |
E2系(やまびこ・なすの) | 1〜9号車 |
E3系(つばさ) | 11・14・15・16・17号車 |
E5系(はやぶさ・はやて・やまびこ・なすの) | 1〜9号車 |
E6系(こまち・はやぶさ・やまびこ・なすの) | 11〜17号車 |
秋田新幹線と山形新幹線
これらの路線では、特定の車両に荷物置き場が設けられており、事前予約は不要です。
東海道新幹線の荷物スペースについて
東海道新幹線の一部車両では、指定席とグリーン車の最後部に特大荷物用のスペースが設けられている座席があります。
また、特大荷物を置けるコーナーも設置されています。
16両編成の場合、以下の車両にこれらの設備があります。
- のぞみ:グリーン車8~10号車と普通車4~6号車・12~16号車では全52席が、グリーン車9号車と普通車4・6・13・15号車では全10席が設置されています。
- ひかり:グリーン車8~10号車と普通車6号車・12~16号車では全42席が、グリーン車9号車と普通車6・13・15号車では全8席が設置されています。
- こだま:グリーン車8~10号車と普通車12号車では全17席が、グリーン車9号車では全2席が設置されています。
これらの座席は予約が必要であり、全車両に設置されているわけではありませんので注意が必要です。
山陽新幹線の荷物スペースについて
山陽新幹線でも、一部の車両の指定席とグリーン車の最後部に特大荷物スペースのある座席があります。こちらも事前に予約が必要です。
九州新幹線の荷物スペースについて
九州新幹線では、指定席とグリーン車の最後部に特大荷物スペースのある座席が設置されています。これらの座席も予約が必要で、自由席には設置されていません。
西九州新幹線の荷物スペースについて
西九州新幹線の一部車両でも、指定席とグリーン車の最後部に特大荷物スペースのある座席があります。これらの座席の利用には事前予約が必要です。
新幹線の荷物置き場の使い方ガイド
予約不要の荷物置き場の活用方法
予約が不要な荷物置き場は先着順で利用可能です。利用できる場合は無料ですが、満席の場合は利用できません。ラック式の荷物置き場は、1段にスーツケース2〜3個を置けるサイズです。最大で6個まで収納でき、スーツケースは横に寝かせて置くと良いでしょう。スキーやスノーボードは立て掛けることが可能で、折り畳んだベビーカーも置けます。もし荷物置き場が満席の場合は、座席の足元や上の荷物棚を利用してください。荷物棚の奥行きは45cmで、少しはみ出る程度の荷物でも50cmまでなら収納可能です。
特大荷物スペース(コーナー)の使い方
特大荷物スペース付きの座席や特大荷物コーナー付きの座席を利用する場合は、事前の予約が必要です。予約はオンラインや券売機で行えます。料金は指定席やグリーン車と同じです。
3辺の合計が160cmを超え250cm以内の荷物は、特大荷物として扱われるため、事前に予約し乗車してください。
予約なしで特大荷物を持ち込むと、1,000円の手数料が発生するので注意が必要です。
特大荷物スペースは車両の最後部、特大荷物コーナーは対象座席の近くに設置されており、施錠機能付きで安全です。
自由席では基本的に特大荷物の持ち込みはできませんが、車両全体が自由席の場合は予約なしでも可能です。
予約済み荷物置き場が勝手に使われていた場合の対応
予約していた特大荷物スペースが他の利用者に使用されていた場合、この問題は特に外国人観光客の間でよく起こります。
もし言葉が通じるなら「ここは予約が必要なスペースです」と伝えてみましょう。
言葉が通じない場合や荷物の持ち主が判らない時は、トラブルを避けるために乗務員に連絡し、対処を依頼するのが一番です。