吉野家には、メニューに載っていない特別なオーダーの仕方が存在します。
すき家で人気のキングサイズ牛丼のように、吉野家にも同等の大きさの牛丼があるのかと疑問に思う人も多いでしょう。
しかし、はっきりさせておきますが、すき家のようなキングサイズの特別メニューは吉野家にはありません。
吉野家の秘密メニューは、既存のメニューに様々なアレンジを加えることができるものです。
この記事では、その注文方法をご紹介します。
また、吉野家のメニューを組み合わせて、すき家のキングサイズ牛丼に匹敵するメニューを作成する方法についても解説します。
吉野家の牛丼に隠された特別メニュー
吉野家では、メニューに無料でカスタマイズを加えることができます。
特に有名なのが「つゆだく」です。
これは、牛丼に通常より多くの汁を加えるオーダーで、つゆだけでなく、ネギや肉の量にもこだわりを持つことができる秘密のメニューを紹介します。
つゆ量のカスタマイズ
つゆの量に関する特別な注文は、無料で承っています。
つゆだくだく:牛丼にさらに多くの汁を加えます。
つゆぬき:牛丼に汁を加えずに注文します。
汁だけ(しろつゆ):ご飯にだけ汁をかけた丼です。
個人的には、「つゆぬき」はちょっと物足りなさを感じてしまい、あまり注文する気になれません(笑)。
やはり、ご飯にしみ込んだつゆの味が良いですよね。
カロリーを気にする人には向いているかもしれません。
「汁だけ」に至っては、もはや牛丼とは言えないかもしれませんね。
一種のシンプルな料理と言えるでしょう。
学生に人気の節約メニューのような感じがします。
しかし、並盛りと同じ価格なら、「つゆだくだく」を注文して肉を除けば良いのではないかと思いますが…。
玉ねぎ量のカスタマイズ
玉ねぎの量を自由に調整することができます。
玉ねぎふんだん:玉ねぎ好きにはぴったりの選択肢ですが、玉ねぎを増やすと肉の量が減ることがありますのでご注意ください。
このオプションを提供している店も多く、通常サイズより約100円増しの価格が設定されています。
玉ねぎオンリー:牛肉を抜き、玉ねぎだけで楽しむ「玉ねぎ専用丼」です。
玉ねぎなし:玉ねぎが苦手な方には最適です。
肉だけを味わえる贅沢な牛丼になりますが、玉ねぎを減らしても肉の量が増えるわけではありません。
玉ねぎオンリーを頼んでも通常の牛丼と同じ価格で、少々もったいなく感じるかもしれません。
肉がない牛丼って、一体どんなものでしょう?
肉の調整オプション
つゆの量は無料で調整可能ですが、肉の量を増やすことには追加料金が発生します。
それでも、肉の種類の指定は可能です。
赤身増し:少ない脂肪で赤身の多い肉をより多くすることができます。
赤身限定:脂肪がほとんどなく、赤身だけの牛丼になります。
これは赤身増しよりもさらに脂肪が少ない選択肢です。
脂身増し:逆に、脂肪の多い肉を多くする選択肢です。
人によって好みは分かれますが、私は赤身増しを好みます。
肉をたっぷり味わいたい場合は、肉増し牛丼を注文するといいでしょう。
これは通常の牛丼より約160円高いですが、肉の味わいを存分に楽しめます。
ごはんの温度調整
温かいごはんが苦手な方向けに、「冷やしごはん」という特別注文があります。
これはごはんを冷やして提供するもので、猫舌の方には特におすすめです。
ごはんを冷ますため、通常よりも提供時間が少し長くなることをご理解ください。
吉野家で作る、すき家のキングサイズ牛丼風メニュー
すき家のキングサイズ牛丼は、ごはん625g、牛肉510g、総カロリーが2284kcalという、非常にボリュームのある牛丼です。
すき家の標準サイズと比較して、ごはんは3倍、牛肉は6倍の量があり、価格は1,280円(2023年時点)で、コストパフォーマンスが高いことが特徴です。
吉野家で提供されている牛丼は、合計6つの異なるサイズバリエーションで楽しむことができます。以下では、それぞれのサイズについて、ごはんと肉の重量、そしてそれに伴う価格を検討してみます:
- 小サイズ:
- ごはん:約190グラム
- 肉:約73グラム
- 価格:426円(税込で435円)
- 標準サイズ:
- ごはん:約262グラム
- 肉:約84グラム
- 価格:448円(税込で468円)
- アタマの大サイズ:
- ごはん:約306グラム
- 肉:約110グラム
- 価格:569円(税込で589円)
- 大サイズ:
- ごはん:約320グラム
- 肉:約110グラム
- 価格:635円(税込で655円)
- 特大サイズ:
- ごはん:約320グラム
- 肉:約170グラム
- 価格:800円(税込で1013円)
- 超特大サイズ:
- ごはん:約320グラム
- 肉:約220グラム
- 価格:921円(税込で1152円)
2024年現在、吉野家で最大のサイズは超特盛で、このサイズはごはん約320g、肉約220gを含んでいます。
これは、すき家のキングサイズ牛丼と比べると、ほぼ半分の量です。
そこで、吉野家の超特盛を2つ注文し、ごはん700g、肉450gとすると、ごはんの量は問題ありませんが、肉はまだ足りません。
そこで、牛皿の並(肉90g)を加えることで、肉の総量を540gにし、キングサイズ相当、あるいはそれ以上の量にすることができます。
すなわち、すき家のキングサイズ牛丼を吉野家で作るには、超特盛2つと牛皿の並1つが必要です。
この組み合わせで、総額は税込み2,271円となり、1,280円のキングサイズと比べると価格は高くなりますが、その巨大さを体験できます。
カロリー面では、超特盛1つのカロリーが1,174kcal、牛皿の並が281kcalで、合計で2,629kcalになります。
これは、すき家のキングサイズの2,284kcalよりも多いですが、量を求めるなら魅力的な選択肢です。
家でキングサイズ牛丼を再現する場合は、通販で購入した牛丼の具をたっぷりのごはんに乗せるだけで、簡単に大きな牛丼を作ることができます。
吉野家の人気5種セット20袋
家族で食べるなら牛丼だけでなく他の丼ものも食べたい
っていうこともありますよね。
そんなときは「吉野家人気5種セット20袋」がよいです。
このセットには以下のバリエーションが各4袋ずつ、合わせて20袋入っています。
- 標準サイズの牛丼
- 増量サイズの牛丼
- 豚丼
- 親子丼
- 牛焼肉丼
2024年3月現在、一食当たり約399円(税込)で購入可能で、増量サイズも含まれるため、大変お得なセットとなっています。
これらは全て冷凍で提供されるので、自宅でいつでも気軽に吉野家の味を楽しむことができます。
特に、増量サイズの牛丼の具は160gあり、3袋使用すれば、キングサイズの牛丼を実質再現できるでしょう。
まとめ
吉野家では、通常のメニューに加え、さまざまなカスタマイズオプションがあります。
お好みの「つゆだく」スタイルや、玉ねぎの量、肉の種類の選択など、多彩な注文方法が楽しめます。私自身、様々な肉のフレーバーを試すのが楽しみです。「赤身多め」から「脂身たっぷり」まで、幅広い選択肢が魅力です。
さらに、すき家のキングサイズ牛丼を吉野家のメニューで作る方法もご紹介しましたが、これは特に熱心なファンでない限り試す必要はないかもしれません。
最後に、吉野家では牛肉だけでなく、豚肉や鶏肉を含む「スタミナ超特盛丼」も提供しています。この丼は2,040kcalとボリューム満点で、価格は848円+税です。興味があれば、ぜひ挑戦してみてください。